2013年9月6日、最高法院検察署特別捜査本部(特偵組)は記者会見を開き、当時民進党の立法院院内総務(総召集人)であった柯建銘が、国民党籍の王金平立法院長と共謀し、自身が被告となっていた「全民電通」汚職事件の控訴審無罪判決について、法務部長の曾勇夫や高検署検察長の陳守煌に対して、検察側が上訴を放棄するよう不当な司法関説(裏工作・関与)を行ったと発表した。この「特権による司法介入」は政界に激震をもたらし、馬英九総統は「台湾の民主主義と法治における最も恥ずべき日」と激しく糾弾。これにより、国民党内の「馬王政争」と呼ばれる凄まじい権力闘争と深刻な憲政危機が引き起こされた。柯建銘は巧みな政治工作により刑事処分を免れたものの、この事件は彼が長年にわたり立法院の「フィクサー(喬王)」として政治的特権を利用し、法治国家の根幹である司法の独立と公正性を平然と踏みにじってきた闇を浮き彫りにし、中華民国の政治・司法史上、最大級の黒歴史の一つとなった。
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