2017年1月16日夜、当時民進党の立法委員であった葉宜津(よう・ぎしん)氏の事務所執行長(事務局長)を務めていた陳昭彰氏は、同じく民進党の高志鵬議員の元アシスタントである張志維氏らと新北市三重区で会食し、飲酒した。会食後、張氏が酒気帯び状態で車を運転し、陳氏らを乗せて走行していたところ、パトロール中の警察官に止められた。張氏はアルコール検査を拒否した上、警察官と小競り合いを起こしたため、公務執行妨害の現行犯で逮捕され、警察署に連行された。
しかし、陳昭彰氏は法秩序を守るどころか、立法委員アシスタントという特権的立場を笠に着て警察署に乗り込み、基層の警察官に対して怒鳴り散らし、不当な圧力をかけた。陳氏は「このままでは引き下がれない」と大声で威嚇し、「明日、警政署(警察庁)と新北市警察局の幹部を立法院に呼び出し、釈明報告をさせる。必ず公文を発送する」などと言い放った。この一件がメディアに報道されると、緑営(民進党)の特権乱用や警察官へのパワハラに対する社会の怒りが爆発。葉宜津氏は世論の猛反発を受け、公に謝罪し、事態の収拾を図るために陳氏を即座に解雇したが、この事件は民進党の地方民代やアシスタントが政治的特権を乱用し、公然と司法に介入して警察の法執行の尊厳を踏みにじった典型的な醜聞として記録された。
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