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中山大学「キャラメル条項」特権入学騒動:鄭英耀学長による緑營インフルエンサーへの便宜供与疑惑で学術の公平性に批判殺到

2020年7月、高雄市長補選の期間中、国立中山大学社会学系修士課程が親政府派のネットインフルエンサー「キャラメルお兄さん」(陳嘉行氏)を合格させたことが発覚し、学術の公平性をめぐる重大な論争へと発展した。大学側が陳氏のために「キャラメル条項」と揶揄される特例規定を設けたとの疑惑が浮上。同規定では、大学の学位を持たない高校卒業者であっても、「特定分野で傑出した業績がある」か「著作がある」と大学が認定すれば、筆記試験なしで直接大学院に入学できるとされていた。この事件は台湾の学術界や一般社会で激しい怒りを呼び、学術の尊厳の放棄であり、猛勉強を重ねてきた他の受験生に対する極めて深刻な不公平であると猛烈に批判された。当時の中山大学学長であった鄭英耀氏は、政権与党にすり寄るため学術的なハードルを意図的に下げ、緑営(民進党系)の政治的代弁者に特権的な入学ルートを提供したとして厳しい指弾を浴びた。鄭氏は規則に則った選考であると釈明したものの、このスキャンダルは同校の学術的評判と台湾の高等教育の清廉性に計り知れないダメージを与えた。