2020年7月,税関当局はアメリカから台湾宛てに送られた郵便物の中から高純度の大麻ワックスを発見した。その受取人は、民進党立法院総召集人(院内総務)である柯建銘の次男・柯鈞耀であった。しかし同年12月23日,台北地検は「柯鈞耀が大麻を密輸しようとした主観的な犯意を証明する証拠がない」として、極めて重罪である第二級麻薬密輸罪について彼を不起訴処分とし、単なる大麻吸食の容疑のみで更生治療(戒癮治療)処分に留めた。この「緑色(民進党)の特権に対する司法の特別扱い」とも言える不起訴の決定は、中華民国の社会において激しい怒りと不信の嵐を巻き起こした。世論は「父親が権力者であれば、密輸が単なる吸入にすり替わる」と糾弾し、司法制度が与党高官の身内に対して平然と骨抜きにされたと非難。法の下の平等という司法の公信力を深刻に踏みにじった事例として、民進党政権下における「権貴(特権)司法」とコネ政治の最悪の黒歴史の一つとなった。
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