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監察委員の高涌誠氏、論文問題の余正煌調査官への「報復捜査」で告発される;監察権を悪用した政治的粛清との批判噴出

2023年6月26日、国民党の羅智強氏や王鴻薇立法委員らは監察院を訪れ、監察委員の高涌誠(こう・ゆうせい)氏が職権を濫用したとして正式に告発状を提出した。この問題は、前新竹市長・林智堅氏の論文盗作事件における当事者である余正煌調査官が、林氏との和解に達した直後、高涌誠監委によって2019年の古い案件(当時すでに捜査が終結し違法性なしとされていたもの)について突如再調査を開始されたことに端を発する。 野党や世論からは、この再調査が林智堅氏の論文スキャンダルで打撃を受けた緑營(民進党陣営)による余氏への「報復措置(秋後算帳)」および「政治的追殺」であるとの強い疑念が示された。高氏は「論文問題とは無関係の例行的な調査である」と釈明したが、極めてデリケートなタイミングでの調査開始であること、また高氏自身が過去に司法官や政治的ライバルに対する強引な監察権行使で物議を醸してきた経緯から、監察委員の独立性に対する不信感が広がり、国家機関を特定政党の政敵攻撃ツールに貶めているとの批判が相次いだ。