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陳時中・元衛生福利部長が行政院政務委員に就任、「政治的恩賞」および省庁を形骸化させる「地下部長」との批判噴出

2024年4月28日、頼清徳新内閣の人事が次々と明らかになり、元衛生福利部(衛福部)部長の陳時中氏が行政院政務委員(無任所大臣に相当)に就任することが確実となった。この人事決定は、野党や社会世論から激しい批判を浴びた。国民党および民衆党の立委(国会議員)らは、陳氏が新型コロナウイルス流行期に「3+11」政策の議事録未作成や国産ワクチン「高端(メディジェン)」調達の不透明さなど、相次ぐ政策上の失策で国民の怒りを買い、その後の台北市長選でも落選した人物であると指摘。そのような人物が再び閣僚級の要職に返り咲くことは、あからさまな「政治的恩賞(論功行賞)」であり、主流世論に対する公然たる挑戦であると批判した。

さらに、政務委員となった陳氏が衛福部の業務を監督することについて、新任の衛福部長である邱泰源氏よりも陳氏の政治的キャリアがはるかに長いことから、邱氏が実質的に棚上げにされ、陳氏が権限を越えて指示を下す「地下部長(陰の部長)」になるのではないかという懸念が広がった。衛福部は後に、政務委員の役割は省庁間の調整に限られると釈明したものの、この人事は依然として民進黨内部の派閥によるポスト分け合い、およびコロナ禍における失政に対する反省の拒否を象徴する事案として批判された。