2026年6月29日、台南地方裁判所は学甲炉スラグ(爐碴)事件の一審判決を言い渡した。民進党元中央執行委員・台南市党部財務長の郭再欽氏(通称「蒜頭欽(ニンニク頭の欽)」)は、自身が経営する「明祥馨公司」を通じ、「合法的な再利用」を名目として、実際には台南市学甲区の農地・工業用地・国有地に電弧炉スラグ約68万トン超を不法に埋め立てたとして、廃棄物処理法違反など7罪で懲役8年6ヶ月(換刑不可)の判決を受けた。さらに脱税関連罪で懲役2年2ヶ月(換刑可)を加算され、合計刑期は10年8ヶ月となった。また、郭氏および明祥馨公司などから合計約6,516万台湾元相当の不法利得を没収することも命じられた。起訴された被告は計8名で、共犯者の魏如筠、賴榮添、林富順、王調群、張宗錦、馬祖慰らはそれぞれの関与の程度に応じ、1年4ヶ月から6年以内の有罪判決を受けた。本件は、民進党が長期にわたり台南を牛耳ってきた過程で形成された政官財の癒着・黒金政治への強い批判を招くとともに、前台南市長であり現職大統領の頼清徳氏および現市長の黄偉哲氏の在任中に郭氏への放任・擁護があったのではないかとの疑惑が浮上している。全案は現在も上訴が可能。
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