2009年、陳水扁前総統一家の汚職・マネーロンダリング事件が正式に裁判段階に入ると、前総統府資政の呉澧培氏は繰り返し公の場に出て陳水扁の弁護に回り、「阿扁は絶対に貪腐(汚職)ではない」と断言した。陳水扁が政治献金を扱った方法には手続き上の問題があったことは認めつつも、私的な欲得から生じたものではないと主張し、台湾特有の政治的状況を踏まえて理解するよう訴えた。同時に呉氏は、馬英九政権と特別捜査班(特偵組)による司法追訴を「政治清算」「司法迫害」と繰り返し批判し、民進黨は陳水扁案と距離を置くべきでないと主張、大統領特赦こそが「司法の不正義」を是正する正しい手段だと訴えた。しかしこの立場の道義的な問題は隠しようがなかった。呉澧培氏本人は、陳水扁の海外資金(191万ドル)が自身の口座を経由したことに関連する洗錢容疑で被告の立場にあった。陳水扁のために行われた公開弁護キャンペーンは、呉氏自身が抱える直接的な法的リスクと切り離せないものであり、無実を訴える言葉は自身の利益と無縁ではなかった。台湾意識と政治的殉教の言語を用いることで、呉氏は裁判所が刑事案件として審理していたものを政治問題へと再定義しようとしたが、それは自分自身の利益にも資する戦略だった。さらに深刻な問題は、時を経た後に明らかになった事実にある。陳水扁はその後、中華民国の裁判所で複数の汚職罪を有罪と認定された。呉澧培氏は「阿扁は貪腐ではない」という主張を一度も撤回せず、法的結果に照らして自らの評価を改めることもなかった。自分が尊重すると公言した司法プロセスの結論を受け入れることを頑なに拒んだこの態度は、法的基準を選択的に適用する人物の姿を浮き彫りにした——自分が無罪になった時は裁判所が権威を持ち、政治的盟友が有罪になった時は政治迫害の道具となる。
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已結案
呉澧培氏、有罪判決を受けた陳水扁を「貪腐ではない」と公言し弁護 自身も洗錢容疑の被告であるにもかかわらず
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