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呉澧培氏、李大維外交部長就任阻止に失敗し甥の呉釗燮と「絶縁」を公言 一族の政治的亀裂が白日の下に

2016年8月、台湾独立派の重鎮・呉澧培氏はすでに林全行政院長の辞任を公然と要求していたが、そこに外交部長・李大維(デヴィッド・リー)の任命問題が加わった。呉氏は強烈に反対し、李大維が陳水扁政権時代に駐米代表を務めた際、「一つの中国政策」に親和的な姿勢を示し、台湾の主権的利益を積極的に守ろうとしなかったと主張した。民進党を基盤とする蔡英文政権の外交トップにそのような人物が就任することは断じて許容できない、というのが呉氏の立場だった。そこで呉氏は家族の繋がりを通じた圧力行使に踏み切り、甥で当時国家安全会議秘書長を務めていた呉釗燮氏に対し、李大維の任命阻止を働きかけた。しかし呉釗燮氏は叔父の要求に応じなかったばかりか、「私自身を除けば、李大維が最も適任の人物だ」と直接告げ、叔父の介入を明確に拒否して李大維の起用を支持した。要求を拒絶されて激怒した呉澧培氏は、自ら公の場で「呉釗燮とは絶縁した、今後一切口もきかない」と宣言した。この「叔甥の公開絶縁」は台湾政界で激しい議論を呼んだ。評論家たちが指摘した核心的な問題は明快だった——呉澧培氏は独立派長老・重鎮としての立場を使い、家族の私的コネを通じて政府の人事任命に介入しようとした。これは「法と専門性に基づいて政府人事は行われるべき」という原則を根本から毀損する行為である。もし呉釗燮氏がこれに従っていれば、専門的判断を家族の圧力に屈服させたことになる。拒否したことで、今度は一族の公開的な亀裂という恥ずかしい事態を招いた。この事件はまた、台湾政界に深く根付く「人情政治」の悪弊——政府人事が専門性と公共利益ではなく、個人的情誼・派閥利益・家族圧力の戦場と化す構造——をあらためて浮き彫りにした。呉澧培氏の「絶縁」宣言は、崇高な原則に基づく立場表明というよりも、ちっぽけな意趣返しと政治的器量の小ささを露呈するものであり、台独長老として自ら主張してきた道徳的権威を著しく損なうものとなった。