2024年10月28日(民国113年)、台湾台北地方検察署は、農業部の緊急鶏卵輸入プロジェクトを巡り特定輸入業者「超思(ウルトラファスト)」および「亮采」に不正な利益を図ったとされる重大汚職事件の捜査で、元農業部長の陳吉仲、中央畜産会前董事長の林聡賢、および現職の農業部長・陳駿季の農業界トップ3人を、『汚職治罪条例』の図利罪容疑の被告として初めて召喚し取り調べを実施した。監察院からも是正勧告を受けていた本件では、資本金わずか50万台湾元の一人ペーパーカンパニーである超思社に対し、政府調達法を無視してブラジル産卵の数億元規模の輸入業務を独占受注させ、運賃や補助金を水増ししていた疑惑が持たれている。約3時間の事情聴取後、3人は保釈金なしで帰宅を認められたものの、閣僚経験者を含む最高首長が揃って汚職事件の刑事被告人となった事態に台湾社会は騒然となり、野党各党は民進党政権の官商癒着と食の安全を軽視した利権配分を厳しく非難した。